笑顔に自信!ガミースマイル(笑うと歯茎が見える)の治療法
思いきり笑った時に、「歯茎が見えすぎてしまうのが気になる…」と感じたことはありませんか?
このように、笑った際に上の歯茎が通常よりも多く見えてしまう状態を「ガミースマイル」と呼びます。病気ではありませんが、見た目のコンプレックスから、手で口元を隠してしまったり、心から笑うことをためらってしまったりする方が少なくありません。
しかし、そのお悩みは歯科医院で解決できるかもしれません。
この記事では、ガミースマイルの原因と、それぞれの原因に応じた治療法について、詳しく解説していきます。
なぜガミースマイルになるの?主な原因
ガミースマイルは、単一の原因ではなく、いくつかの要因が複合的に関係していることが多いです。
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1. 上唇の筋肉が強い 笑う時に上唇を上げる筋肉(上唇挙筋)の働きが強すぎると、唇が必要以上にめくれ上がり、歯茎が見えやすくなります。
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2. 歯が小さい、または生えている位置が低い 歯の大きさそのものが小さい場合や、歯が本来の位置よりも低い位置から生えていると、相対的に歯茎の面積が広く見えてしまいます。
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3. 歯茎が発達しすぎている 歯そのものの大きさは正常でも、歯を覆っている歯茎の量が多いと、歯に歯茎がかぶさってしまい、ガミースマイルの原因となります。
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4. 上顎の骨格の問題 上顎の骨が縦方向に長い場合や、前方に突き出している(出っ歯)場合、骨格的に歯茎が見えやすい位置関係になります。
どんな治療法があるの?主なガミースマイルの治し方
原因が様々であるように、治療法も一つではありません。歯科医院では、精密な検査で原因を突き止め、患者様一人ひとりに合った最適な治療法をご提案します。
1. ボツリヌストキシン注射(ボトックス注射)
【適応】上唇の筋肉が強いケース 上唇を上げる筋肉にボツリヌストキシン製剤を注射することで、筋肉の過剰な働きを一時的に和らげ、唇が上がりすぎるのを抑えます。メスを使わないため手軽ですが、効果は永続的ではなく、3ヶ月~半年程度で元に戻るため、継続的な治療が必要です。
2. 歯冠長延長術(歯肉整形)
【適応】歯茎が発達しすぎている、歯が小さいケース 局所麻酔をした上で、レーザーや電気メスを使って余分な歯茎を切除し、歯の見える面積を広げる方法です。必要に応じて、歯槽骨(歯を支える骨)の形を少し整えることもあります。後戻りが少なく、効果が永続的であるのが大きなメリットです。
3. セラミック矯正
【適応】歯の大きさが小さい、歯の形が気になるケース 歯を少し削り、その上から理想的な大きさや形のセラミックの被せ物(クラウン)を装着する方法です。歯の色も同時に白く美しく整えることができます。
もう口元を隠さない!自信の持てる笑顔へ
ガミースマイルは、決して珍しいお悩みではありません。そして、多くの場合、適切な治療によって改善することが可能です。
「私の場合はどの治療がいいんだろう?」「費用はどれくらい?」など、少しでも気になったら、まずはカウンセリングでご相談ください。一人で悩まず、私たち専門家と一緒に、自信あふれる最高の笑顔を手に入れましょう。